ご存知ですか?仕分けされた”英語ノート”の復活?
緊急アンケート 中間報告
9月14日10時現在、150人の中学校の英語教師からフィードバックがありました。
(A) 英語ノートは、非常に良い 39名/26%
(B) 英語ノートは、税金のムダ使い、むしろ有害である 41名/27%
(C) 英語ノートは、どうでもよい・ノーコメント 53名/35%
(D) その他 17名/12%
(注)「英語ノートのことは知らない」と補足説明があった場合は、「④その他」の中に含めました。
今回の「緊急アンケート」の重要な意味は、こうした意見交換を通じて、
「何が問題なのか」がより明確になっていくことです。
誰が正しいかではなくて、「自分が意見を表明する」ことに大きな意味があると
思いますので、未だ未提出の先生は、ぜひ、先生も意見参加して下さい。
PS) 「小学校英語」の問題は、中学校の先生こそが、当事者。結果責任を
取らされるのは、英語が正式教科である「中学校現場」になるからです。
「小学校英語」は、正式教科ではない―と逃げながら税金を使っています。
そんな予算があるなら(?)、混乱する「中学校1年生1学期」にまわして
欲しい―という意見があっても当然です。今一度、鳥飼玖美子提言
(朝日新聞:2003年10月28日)に耳を傾けてみましょう。
それぞれのグループの理由を調べてみました―
実名で語られているので信頼性が高いデータです。
グループ(A) 英語ノートは、非常に良い 39名/26%
<主な理由>
1) 小学校には専門の”英語教師はいない”ので、何らかのガイドラインが必要だから。
2) 中味はともかく、何かないと現場は混乱するから。
3) 指導力さえあれば、使いこなせるから。
(B) 英語ノートは、税金のムダ使い、むしろ有害である 41名/27%
<主な理由>
1) 適切に使いこなせる先生がいないから。。
2) 使用していない先生も多いから。
3) 「中学校英語」との綿密な打ち合わせができていないため無効だから。
4) 「小学校英語」がそもそも不要だから。
5) 英語嫌いがむしろ増えているから。。
6) 使用する側が選択すべきことだから。
7) 苦しくても自作教材に意味があるから。
8) 使い勝手が悪いから。
(C) 英語ノートは、どうでもよい・ノーコメント 53名/35%
<主な理由>
1) CDの音など検討課題が多いから。。
2) 国の方針がブレ過ぎる。今後もブレ続けるだろうから?
3) 小学校では英語より日本語だから。。
4) オールカラーである必要はないから。
5) もっと適した教材があるはずだから!
6) ALTにとって使用しにくいから。
7) 最適教材かという疑問が残るから。
<講評>
Cグループはノーコメントとしながらも「英語ノート」に批判的な解説を記している先
生が多い。これらの声は、実名で語られているので、信頼性が高く、現場の声を反映し
ていると考えられる。くちぐせ教材と併用すればよい―――という意見もありました。